漫歩マンの寿大学活動記録
2005.11.1(火) 第5回 佐保路ウォーク
コース:西ノ京駅〜薬師寺〜唐招提寺〜垂仁天皇陵〜菅原天満宮〜喜光寺〜西大寺(昼食)〜秋篠寺〜神功皇后陵〜成務天皇陵〜称徳天皇陵〜平城京跡〜法華寺
2005.11.1(火)最高の秋晴れの日、西ノ京駅に9時に集合して上記コースを1年生・2年生の総員50名で歩いた。
西ノ京駅のすぐ隣が薬師寺。
天武9年(680年)、天武天皇が莵野皇后(持統天皇)の病気平癒を祈願して造営が始められ天武天皇の死後、その遺志を継いだ持統天皇により文武1年(697年)に完成した。寺は当時の都、藤原宮にあったが、和銅3年(697年)の平城遷都とともに現在地に移った。

薬師寺
9:45、垂仁天皇陵。
第11代垂仁天皇の陵とされる長さ227mの前方後円墳、濠の南東部に浮かぶ小島は天皇のために常世の国へ不老不死の果物を探しに行った田道間守の墓と言われている。

垂仁天皇陵

小島が田道間守の墓
 
                          
10:29、菅原天満宮。
垂仁天皇陵から阪奈自動車道の地下をくぐると、喜光寺に着く。
喜光寺の裏手に菅原天満宮がある。
当社は、菅原発祥の地に鎮座する延喜式内社である。この地は菅原の里といわれる静かな集落にあり、菅原道真と祖先の野見宿祢、その始祖の天穂日命(アメノホヒノミコト)を祀っている。菅原道真の産湯池として伝える遺跡が神社の東北100mのところにある。
 

菅原天満宮
 
産湯の池

                
10:50、西大寺着。
ここに着くと、どこかで見た坊さんだなあと思っていると、「圓福寺の住職です」という坊さんが説明をしてくれた。
この坊さん、春5月に生駒南部をハイキングしたときに説明を受けた坊さんだった。
よほどの話し好きなのか終わったのは12時半だった。

この西大寺、南都七大寺のひとつに数えられている。称徳天皇の勅願によって、天平宝字8年(764年)に起工され、翌年金銅四天王像の完成と共に開かれた。開基は常騰である。この寺は文字通り東の東大寺と並び、西の大寺にふさわしい官寺であった。その後平安時代に再三災害に遭い昔の面影をとどめずに衰退した。しかし、鎌倉時代に名僧叡尊がこの寺に入り、真言律宗の根本道場として伽藍を整備した。巨大な茶碗にて抹茶を回し飲む大茶盛が有名である。
 

本尊を守る増長天

増長天の足元に邪鬼
(この邪鬼だけが天平時代の作、あとはすべて
火災に遭い鎌倉時代に作られたもの)

当時の五重塔の基礎

境内で皆と
13:20 西大寺スタート。
14:30 神功皇后陵着。
神功皇后は仲哀天皇の皇后で天皇の急死後、朝鮮に出兵して新羅と戦い、百済・高句麗を帰属させたと日本書紀に書かれているが、伝説の域を出ない。
15:25 平城旧跡経由法華寺着。

法華寺
15:50 新大宮にて解散。いちにちいい天気で最高でした。
その他、途中に秋篠寺・成務天皇陵・称徳天皇陵等も通過した。
本日の総歩行数:26,311歩、ウォーキング正味距離:約14Km。
inserted by FC2 system