漫歩マンの 遊歩会活動記録
2011.9.7(水)
哲学の道
コース:京阪祇園四条駅〜八坂神社〜円山公園〜インクライン〜南禅寺〜哲学の道〜出町柳〜今出川駅=約13Km
参加者:  20名
E班(5名) A班(4名) B班(3名) C班(3名) D班(5名)
宮本・井上・高谷・長岡・馬場 山岸・上田・関川・水谷 酒井・小宮山・堀下 川端・高橋・清水 西川・海老沢・片山・中西・橋野
今回はE班担当で哲学の道。リード役は宮本氏。
8:50 西大寺駅集合〜丹波橋駅〜
9:50 祇園四条駅で下車して、ウオーク開始。
10:00
南座の前の行列を見ながら、東へまっすぐ進む。

八坂神社
と、真正面に八坂神社。
八坂神社の境内を円山公園に向けて歩いていると「忠盛灯篭」がある。

説明板によると

「永久年間の頃(12世紀)白河法皇が祇園女御の許に赴かれようとしてこのあたりを通られし時、折りしも五月雨の降る夜で前方に鬼のようなものが見えた。法皇は供の平忠盛に討ち取ることを命じられたが、忠盛はその正体を見定めた上とこれを生け捕りにしたところ、油壺と松明を持ち灯篭に灯明を献ろうとしていた祇園の社僧であった。雨を防ぐために被っていた蓑が灯の光を受けて銀の針のように見えたのであった。忠盛の思慮深さは人々の感嘆するところであったという。この灯篭はそのときのものであるという。」

忠盛灯篭
忠盛灯篭のすぐ隣には「美容水」

美御前社は美を象徴する神として祭られている。
古くから祇園の芸子さん舞子さんはじめ美しくなりたい願望の女性はもとより、理容美容・化粧品業者の崇敬を集めている。


美しさを常に追求する馬場さん、早速お顔に塗っていたよ。

美容水
10:10 円山公園着。 川端氏のリードで準備体操。
10:25












知恩院。

本堂では10分間ほど法話を拝聴。

知恩院山門

知恩院本堂
法話の一つ:人は往生するとまず、三途の川を渡らねばならない。

80歳になるおばあさんが水泳教室にやってきて、「水泳を教えてくれ」と。
「なんで?」とインストラクターが尋ねると「あの世へ行くには三途の川を渡らねばならない。残念ながら私は泳ぎが出来ないから・・・」と一生懸命習ってどうにか泳げるようになったときに、その教室へおばあさんの嫁がやってきて「先生!おばあさんには絶対にターンは教えないでください」。
いつの時代も「よめ・しゅうとめの間は難しい」と。


10:53







知恩院の隣は青蓮院である。

平安時代末期に、青蓮坊の第十二代行玄大僧正(藤原師実の子)に鳥羽法皇が御帰依になって第七王子をその弟子とされ、院の御所に準じて京都に殿舎を造営して、青蓮院と改称せしめられたのが門跡寺院としての青蓮院の始まりであり、行玄が第一世の門主であります。
その後明治に至るまで、門主は殆ど皇族であるか、五摂家の子弟に限られていました。

門前の大楠
11:15










青蓮院から粟田口のウエスチン都ホテルの前を通り、インクラインの旧蹴上発電所横の公園で昼食。


そこには明治初期の文明開化の時代、不屈の精神と卓越した技術によって、京都に琵琶湖疏水を開通させた、田辺朔郎の銅像が建っていた。

この人物、疎水のほか関門海底トンネルの提言を行ったり、大阪市営地下鉄に携わったり大きな土木関係の仕事を成し遂げている。



田辺朔郎博士像
12:05 南禅寺。

南禅寺
普通、お寺の山門は“山門”と書くが、ここは“三門”。
“三門”とは仏道修行の悟りの内容を示す“空門” “無想門” “無作門” を意味するといわれる。(?よくわかりません)
12:18











永観堂

おく山の岩がき紅葉散りぬべし 照る日の光見るときなくして

この歌は、平安時代初期に、永観堂(禅林寺)を創建された弘法大師の弟子真紹僧都(しんじょう 797−873)の徳を慕って、自分の別荘を寄進した藤原関雄の詠んだ歌です。永観堂は仁寿三年(853)の草創以来今日まで、幾多の文化人達の筆や口にもてはやされ、親しまれて、“モミジの永観堂”として千百有余年のかがやかしい歴史を持った京都有数の古刹です。

古来より紅葉がきれいで有名だとか。

永観堂
12:27
若王子神社。

若王子神社

若王子神社
若王子神社から哲学の道を散策。

哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことからこの名がついたと言われる。「思索の小径」と呼ばれていたものが、いつしか「哲学の道」と呼ばれるようになったとされており、1972年に正式な名称となった。日本の道100選にも選ばれている散歩道である。

道の中ほどの法然院近くには、西田が詠んだ歌「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾が行く道を 吾は行くなり」の石碑がある。

散策といってもトップの歩きは早い! もうちょっと雰囲気を味わえと 「おーい、哲学しろ!」 と叫ぶ。

14:00 哲学の道を出て、吉田山〜京都大学のあたりでH野さんの足に痙攣がやってきた。
歩くのがつらそう。
日頃歩いているかどうか知らないが、この会は9ヶ月ぶりの参加だそうだ。
なんとか出町柳駅まで騙しだまし歩かせ、ここで第1次解散。 高橋氏と共に帰った。
14:20

15:05
今出川駅そばの喫茶店にてお茶タイム。

今出川から大文字山を望む
16:40

17:40
味楽座にて13名の反省会。

台風一過でようやく猛暑がなくなりました。
E班の皆さん、ご案内ありがとうございました。
18:20
自宅着。

本日のドアtoドアの総歩行数:23,799歩、歩行距離:約13Km。
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