漫歩マンの 遊歩会活動記録
2010.9.24(金) 竹之内街道
【竹内街道】 推古天皇21年(613年)に、難波と飛鳥京の間におかれたこの街道は、飛鳥時代にわが国最初の官道として栄え、大陸からの文物を大和飛鳥にもたらしました。
 峠の東北にある万歳山城などの中世の城塁址はこのあたりを駆けめぐった大和武士たちの夢を偲ばせています。
 中・近世には、伊勢、長谷参詣が隆盛し、茶屋、旅籠が峠を行く人々の旅情を慰めました。竹内街道の風景には多くの文化人たちが筆を取り、貞享5年に松尾芭蕉が河内に向かい、幕末嘉永6年に吉田松陰が竹内峠を経て儒者を訪ね、文久3年には天誅組の中山忠光等7名が志果たせぬままここに逃走しています。
参加者:  15名
E班(3名) A班(3名) B班(4名) C班(3名) D班(2名)
片山・岩富・酒井・高橋・水谷 上田・足立・海老沢・山岸・吉野 西川・川端・清水・種井・橋野 岡本・井上・関川・長岡・宮本 小宮山・高谷中西・堀下・馬場
猛暑の心配で9月10日の予定を今日に延期してのウオーキング。
昨日からめっきり涼しくなった!!
8:15 西大寺駅集合。
9:24
上ノ太子駅15名でスタート。


ところどころの路傍には「竹内街道」の標石が立っている。

竹内街道標石
10:15 竹内街道歴史資料館を目指している途中に孝徳天皇陵が見えたので、みんなには「あとで追いかけるから・・・」と伝え山岸・小宮山氏とちょっと立ち寄る。

孝徳天皇陵
10:20 みなの待ってくれている歴史資料館に行くと「今日は休館日」とのこと。
街道と太子町の歴史の紹介が、パネルやマジックビジョンを使っての解説があるそうなのに残念でした。

10:35 近つ太子の里・道の駅で休憩。
コーヒー飲む人、取れたて野菜買う人、アイスキャンデー食べる人、ワイン買う人・・・。

10:40

11:25
道の駅からしばらく自動車道の端っこを遠慮がちに歩く。
左手に「万葉の森」を見、鹿谷寺跡を見、ダイトレの入り口を過ぎると竹内峠(自動車道の)に至る。

鹿谷寺跡

路傍のお地蔵さん
11:25

11:45
竹内峠を過ぎて路傍のお地蔵さんのあるところから、木陰の古道を歩く。
11:45

12:20
史跡の丘。

昼食。


史跡の丘

昼食後
12:45 芭蕉ゆかりの「綿弓塚」。

 『 綿弓や 琵琶に慰む 竹の奥 』 芭蕉

 俳人・松尾芭蕉が、門人の日損庵千里に誘われて何度も訪れたのが、日本最古の官道といわれる竹内街道沿いの旧竹内村(現在の葛城市竹内)。この綿弓の句を刻んだ句碑「綿弓塚」と千里の句碑が建つのが「芭蕉旧跡 綿弓塚」。現在はよく手入れされた庭園と休息所が愛好者の憩いの空間として整備されている。


綿弓塚

休憩所内部
13:14 長尾神社。 竹内街道の終点。

長尾神社

長尾神社鳥居
このあたりを支配していた長尾氏の氏神とされるが定かでない。
鎮座地は竹内街道、長尾街道、横大路が交差する交通の要衝であり、現在に至るまで交通安全祈願の神として祀られている。

むかし、大和に大きな蛇が住み、三輪山を三重にとりまき、その尾は長尾までとどいた。三輪明神(桜井市)が頭で、長尾神社はその尾にあたると言われている。
また、竜が住んでいたともされ、竜王社(大和高田市)は竜の頭であり、長尾神社は竜の尾にあたるとされている。


13:35 長尾神社から磐城駅にゴールする予定だったらしいが、道を誤り尺土駅にゴール。

14:00 橿原神宮前駅でコーヒータイム。

15:30

16:20
生駒に帰り着き、味楽座で反省会。

前日からようやく“秋”が来て、涼しいとっても素敵なハイキング日和でした。
本日のDor To Dor の歩行数=25,808歩。


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