漫歩マンの寿大学活動記録
2009.7.7〜10 尾瀬ヶ原ハイキング 
参加者: 15名
D班 E班 A班 B班 C班
片山・小宮山・関川 井上・海老沢・種井・清水 西川 岡本・堀下・馬場・吉野 高谷・酒井・高橋
寿大学を卒業して毎月ハイキングをしているが、今回は泊りがけの大イベント。
当初参加予定者は20名ほどと聞いていたが、最終的に上記の15名。
1日目(2009.7.7) はれ

8:29

新幹線ひかりで京都駅からスタート。

ジパンングの会員も酒井氏はじめ何人かがいる。マロも今回ジパングに加入した。
そのジパングの手帳に顔写真が貼ってあるが、馬場さんの写真がとても若く写されていてそのことで車中は大賑わい。
「どう見ても若すぎる!」「サギだ!」「35才よ!」「いいや、掛ける2だ!」等々。


11:10

東京駅着。
上野駅から浅草寺。

今回の旅の無事を祈願する。

今日は平日だというのになんと!大勢の参拝客。
外人さんも多く見える。

浅草寺・雷門

12:30

15:29

浅草駅でお昼の弁当購入。

東武浅草駅から鬼怒川温泉駅まで特急で行き、そこからは各停で会津高原尾瀬口。
この各駅停車の区間のトンネルの多いこと!


16:00

17:30

会津高原尾瀬口駅でしばらく時間待ちをして桧枝岐村行きのバスに乗る。
バスで10分ほどもすると「中山峠」、標高975m、気温24℃。 さすが涼しい。

バスはまるで貸し切り状態なるも、途中一人のおばあさんが乗ってきた。
そのおばあさん、コックリコックリをはじめ降りねばならないバス停を乗り過ごしてしまった。
気が付いたところで降ろしてもらうのだが、その悠長なこと!20分以上手間取っていたかな?
帰りには1時間20分ほど待たねば帰りのバスは来ないとか・・・。 かわいそうに・・・。

バスの終点に着いたら民宿のおじさんが荷物を車に乗せてやろうと迎えに来てくれていたが「遅かったねえ」と。
「悠長なおばあさんいたのでねえ・・・」と。
バス代は1740円。(会費負担)


19:00

民宿「ひのき屋」に着くなり部屋割りをして、早々に掛け流し温泉公衆浴場「燧の湯」へ。
入湯料は600円のところ、民宿の割引料金のお蔭で300円。(会費負担)
源泉58.5℃もある。

お風呂の後は夕食。
マロは大感激!  コシアブラ・山葡萄・行者ニンニクの山菜テンプラとイワナの串焼き! サイコー!! 
(あとで聞いたここの料金=6500円!すばらしい!)

桧枝岐村 

民宿 ひのき屋

本日は奈良県生駒市から福島県桧枝岐村まで、1日中交通機関での移動のみ。

1週間ほど前からマロの右足の甲部分の骨(?)が痛い。ひどいときには歩けない。
今回のハイキングがあるので昨日整形外科に診てもらいに行った。

「甲の骨の辺りにカルシウムか尿酸がたまっているのかな?」との診断。
痛みを抑えるのに飲み薬と注射がある。 飲み薬は胃をいためる、マロは胃潰瘍持ちのため飲み薬はだめ! 注射は血糖値を異常に上げるので糖尿病と闘病中のマロにはだめ! ダメダメでは尾瀬に行けないので「注射してください」と頼み込んでの今回の参加。 「注射しますがこの効き目は明日までですよ」とのこと。 明日以降の足が心配。

本日の歩行数:11,615歩。
2日目(2009.7.8) あめ→小雨→ときどき小雨

5:00

8:00

起床。
外へ出て風景の写真でも撮ろうかと民宿の玄関に行くも雨のため出られず・・・。
朝食も皿数の多いこと。 シッカリ食べてさあ、スタート。

===出発にあたり本日のクイズ===
今日は尾瀬沼を歩きますが「池」「沼」「湖」の違いは?

8:05

8:50

バスは民宿前から少し遅れてスタート。
30分ほど走ると運転手の山内さんがわざわざバスを止めて「あれがブナの原生林です。
上から眺められるのはここだけです。あの中を走ってきたのですよ。」と教えてくれる。

紅葉の時期になればすばらしい眺めだろうな。

ブナの原生林
バス終点は尾瀬沼山峠(標高=1784m)。
とても涼しい。

バス代は990円。(会費負担)

バス終点 沼山峠

9:00

11:25

尾瀬沼山峠から沼尻休憩所に向けいよいよハイキング開始。 小雨が降っている。

木道が雨に濡れてツルッと滑りやすい。 気をつけて歩く。

尾瀬沼への入り口

ここから木道ばかり

スタートから25分で大江湿原。次から次へお花が「見て見て!」と顔を見せてくれる。

ギンリョウソウ(ユウレイソウとも言う)

ゴゼンタチバナ(葉が6枚になると咲く)

ウラジロヨウラク(ツツジ科)

ニッコウキスゲ

ワタスゲ

ハクサンチドリ(石川県白山に多い)

コバイケイソウとレンゲツツジ

大江湿原

大江湿原

スタート後70分で尾瀬沼が出てくる。 尾瀬沼に沿い進んでいくと沼尻休憩所に着いた。 ここで昼食。
来週になるとピーク・ラッシュだそうだが今日はまだ人の数が少ない。ゆっくりベンチに腰掛けられた。

尾瀬沼(標高=1657m)

沼尻休憩所
===本日のクイズの答え===
池:地面にできたくぼみに水のたまったところ。普通、湖沼より小さいものをいう。

沼:
一般に、水深5メートル以内の水域。水草が茂り、透明度が低い。湖との区別は明確でない。

湖:周囲を陸地で囲まれたくぼ地で水をたたえた所。池や沼よりも大きく、沿岸植物が生育できない深い湖盆(5メートル以上)をもつもの。

ということで、一番小さいものが池で、水深5メートル以内のものが沼、水深5メートル以上のものが湖ということになります。
さらに沼と湖の境目は明確ではないけれども、透明度が低いのが沼。沿岸植物が生育できないような深い部分を持つものが湖、といったところです。

12:05

15:00

午後は沼尻休憩所からゴール温泉小屋まで約3時間。

午後スタート

14時頃(標高=1407m)

山小屋へ物資搬入

途中、1時間50分で下田代・原の小屋で休憩。

ショウキラン(ラン科)酒井氏が教えてくれた

オオウバユリ

トキソウ

15:00

温泉小屋(標高=1420m)に着いた。

温泉小屋(標高=1420m)

入り口にて

元気なみんなは往復40分掛けて平滑ノ滝まで。 高橋・吉野・清水はご遠慮。 マロは足が心配で・・・。

その待っているとき、吉野さんがスパッツを外してくれという。 そばへ行ってスパッツを外そうと彼女の隣の椅子にマロのメガネを置いた。 作業中に高橋氏が来てその椅子にドッカリ座ってしまった。
フレームはグンニャリ、レンズは2枚ともはずれ、レンズを止めているネジは片方が折れてしまった。
えらいこっちゃ。

そのあと、お風呂で疲れを癒す。

17:00

夕食。
昨夜のようなお料理は望めない。 まさに山小屋料理。

19:00

20:00
女性のお部屋に集まり反省会。

吉野さんの勤務先を辞めることについて議論ギロンギロン。
井上氏がギロンギロンをほとんど取り仕切っていた。

反省会

小宮山氏に聞いたら山小屋料金は8500円+弁当代800円で9300円のところ9000円にしてくれたと。

今日はよく歩いた。足が心配だったがなんとか乗り切れた。
いろんなお花にお目にかかれた。

本日の歩行数:29,778歩。
3日目(2009.7.9) 大雨→小雨→ときどき小雨

5:00

起床。
昨夜は一晩中大雨だった。 バケツをひっくり返すような大雨。 どうなるか心配だったが少しはましになった。

せっかく来たのだから至仏山(2228m)は是非登りたいと言っていた酒井氏ほかもこの雨では・・・と断念。

今日はかなり足が痛い。 かばって歩こう。


7:30

10:49

温泉小屋スタート〜山の鼻まで。

途中、強力さんが何人か大きな荷物を担いで通る。
「何キロですか?」と尋ねたら「7〜80kgだ」と。ワタクシなぞ5〜6kgの荷物に参っているのに・・・。

小屋前スタート

尾瀬ヶ原生い立ち説明板

尾瀬ヶ原の生い立ち
尾瀬ヶ原は、東西6km、南北4kmの広さを誇る本州最大の高層湿原です。尾瀬ヶ原を取り囲む山々は、火山活動を繰り返し、100万年ほど前にはほぼ現在の姿になったと考えられます。数十万年前には、燧ケ岳が噴火を始め、やがて只見川がせき止められて、尾瀬ヶ原や尾瀬沼の原形が出来上がりました。
その後、スゲ類やミズゴケ類などの遺体からなる泥炭が8000年もの長い時間をかけて堆積し、現在のような湿原が発達しました。
・・・・・・

トンボ

下田代への強力

ニッコウキスゲ(来週が最高だと)

燧ケ岳(2356m)

燧ケ岳に向かって

アヤメの群生

晩生のミズバショウ

山の鼻小屋

山の鼻小屋で昼飯を食べて後、休憩中メガネのことを思い出し小屋の人に「小さなネジマワシはありませんか?」と尋ねると幸いなことに貸してくれた。
細かい作業で四苦八苦した末、かろうじてなんとか仮修繕できた。
今まで霞の中を歩いてきた感じだったが、やはりメガネの威力はすばらしい。周りがはっきり見える。


12:00

13:20

山の鼻〜鳩待峠(標高=1600m)。

山の鼻から「強烈な上り坂だぞ!」と脅かされていたが、さほどのことなく1時間半ほど川上川沿いを登るとゴールの鳩待峠に着いた。
心配の足の調子もなんとか、ごまかしごまかし歩くことが出来た。

我々が坂を登っていると、幾組かのグループと行き交った。 
バスで来て鳩待峠から山の鼻辺りまで歩くのだろうか? かなりの軽装だ。

川上川

ハクサンシャクナゲ

鳩待峠

13:20

14:30

鳩待峠ではお風呂があった。入る。500円。

風呂から上がり、ビールを買ってさあ、飲もうと思ったらタクシーが待っているから出発だという。
「14:30出発だ、と言ったじゃないか」とむくれるも、仕方ない。 しかし、時間の変更は気をつけて欲しい。

14:20

14:40

鳩待峠からバスに乗って尾瀬戸倉高速バス乗り場まで。


14:40

15:10

尾瀬戸倉で新幹線で帰る組と新宿から深夜バスで帰る組とに分かれる。

近くの酒屋でワインを買って分かれの杯を酌み交わす。

15:10

19:15




23:00

尾瀬戸倉からバスは京王プラザ前に着いた。

バスが都心に入ると関東弁の勉強会。
河内弁の西川氏が「なんちゃってサアー」「サアー・サアー」「ホイサッサアー」

京王プラザからの深夜バスは23時発だ。
有り余る時間を使って晩飯屋を探して歩く。 最終的にどこか近くの天婦羅やに連れて行ってくれた。

10時過ぎに吉野さんから片山氏に電話。「もう生駒に着いた」と。さすが、新幹線だ。

そのあと、スターバックスで暇つぶし。

23:00

翌6:35

近鉄奈良駅着。


7:10

7:29

通勤電車に乗り合わせ生駒まで。


7:45

自宅帰着。

生駒から片山氏が奥さん運転の自家用車で我が家まで送ってくれた。 ありがとう。
本日の歩行数:31,690歩。

今般の尾瀬旅行、ワタクシにとっては生まれて始めての尾瀬でした。
宿では夜中に大雨・土砂降りでしたが、歩いているときはまあまあ許せる小雨、
ニッコウキスゲは一週間早かったそうだがその代わり人が少なく歩くには快適でした。
お世話いただいた方々には本当にありがとうございました。

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